2008/7/28
富山県北西部にある高岡市は、「万葉集」を編纂したといわれる歌人
大伴家持が越中国守として赴任した地で、富山県の政治経済の中心
でした。
主要産業の一つである「高岡銅器」は、加賀藩2代藩主の前田利長が
1609年(慶長14年)に高岡城を築き、城下繁栄のため鋳物発祥地で
ある河内丹南(大阪府堺市辺り)から7人の鋳物職人を招いて鋳物
工場を開設したことに始まります。今でも、“金屋町”という職人町が
その歴史を受け継いでいます。
400年という歴史ある伝統産業「高岡銅器」は、梵鐘をはじめ、ブロンズ像、
大仏にまでおよび、全国の銅器の90%以上を占めるほど生産量が多く、
昭和50年には日本で最初の国の伝統工芸品産地の指定を受けています。
今回ご紹介する『能作』は、銅器だけでなく、錫(スズ)や真鍮を用いた
製品作りを得意とする富山県を代表する老舗鋳物メーカーで、
鋳型から鋳造まですべて手作業で行う技術確かな職人集団です。
その証拠に、伝統的なアイテムから、現代の生活に違和感なく溶け
込むデザイン性の高いアイテムまで、数多く生み出しています。





鋳物作りには、鋳物砂という大量の砂が必要となります。

これは中子(なかご)という型
木型、金型の型枠の中に、中子を入れ、砂と中子の間にできた隙間に
溶けた金属を流し込んで鋳物を作ります。
東京有楽町の「ザ・ペニンシュラ東京」、新宿の「パークハイアット東京」
などのハイエンドなホテルや、高感度なショップやレストランでも、空間を
彩るのに一役買っている『能作』製のモダンなオブジェや照明、テーブル
ウェア。
特におススメは、TOKYO TOSHIで取り扱っている錫のアイテムです。

錫の蚊取り線香立て
銀色に輝く錫のテーブルウェアは、見た目にもかなり涼しいのですが、
氷の入ったお酒など飲み物を入れると瞬時に外側が結露するほど
熱伝導性が高く、冷たいものをさらに冷たく美味しくいただくことが
できます。
錫器は、もともと酸化や腐食に強く、抗菌作用も高いことから、すでに
古代エジプトでは使われていたそうです。

箸置き “八”

暑い夏には、この錫のカップでビールや焼酎ロックを

日本橋の老舗料亭プロデュースの酒器セット
『能作』の酒器は、純度の高い錫を100%使用しているため、黒ずんだり
しないのが特長です。
ご自分用としてはもちろん、季節の贈り物としても大変喜ばれますので、
引出物としてのご注文も多くいただきます。
職人の手仕事が生み出す一品をぜひお試しください。
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2008/7/15
伝統技法の『絞り』は、布をつまんで縫い縮めたり、糸で巻いたり、板などで
圧迫したりしてできた皺で模様を創りだす、日本最古の染色技法。
100種類以上もの技法が編み出されるほど発展し、世界に誇る着物文化の
一翼を担ってきました。
英語で“タイダイ(tie-dye)”と呼ばれ、日本のそれとは技術的に比較になり
ませんが、アフリカ、中央アジア、ペルーなど世界中で見ることができます。
ちなみに、70年代サンフランシスコを中心に流行した世界的なムーブメント
“ヒッピー”のお決まりファッションは“タイダイ”でした。
紀元前5世紀のインドで発祥した『絞り』は、7世紀頃に中国から日本へ伝わり、
古くは日本書紀に、ほかに万葉集、枕草子、源氏物語など日本を代表する
書物にも登場しています。また正倉院や法隆寺にも作品が保存されていると
いう事実が、その歴史の長さを物語っています。
高度な技術と、気の遠くなるような手間と根気が必要とされる、その伝統工芸は、
後継者が育たず、今では日本各地にあった産地も産業の衰退によって少なくなり、
京都の「京鹿の子絞り」と名古屋の「有松鳴海絞り」が二大産地となっています。
今回ご紹介する『片山文三郎商店』は、大正5年創業の絞り染め製品専門店で、
絞り呉服以外に洋服、スカーフ、タペストリーなど、現代の生活に合う商品を
数多く企画製造しています。
京都烏丸通りから蛸薬師通りを入ってすぐにある、昔ながらの佇まいのする
店舗では、入り口の『絞り』タペストリーが風で涼しげに揺れています。

このテーブルランプは、フランスはパリで毎年開催される世界最大級の国際
見本市“メゾン・エ・オブジェ”に出展されたもので、『絞り』によって生まれた
ツノのような造形美がひときわ異彩を放っています。

シェードを外すとその下は和紙製テーブルランプとなっていますが、実は岐阜の
林工芸が手がけた美濃和紙ランプです。シェードの無数の小さな陰影によって、
和紙のみの場合よりも明暗がはっきりと表現され、なんとも優しい光を放つ
独特な雰囲気の照明となっています。
シェードだけでなくランプ部分も技術確かなメーカーによって作られているので、
ある意味コラボレーション商品と言えます。

こちらは、『片山文三郎商店』のスカーフです。
米国のメジャーな男性ファッション誌『GQ』で、男性のポケットチーフとしての
使用方法が紹介されました。

京都『片山文三郎商店』は、世界のアパレル業界も注目する京都ブランドです。
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2008/7/1
室町中期(1467年)の“応仁の乱”で、西軍が本陣を置いたことから
京都市の北西部一帯は「西陣」と呼ばれるようになり、その地域で織られる
着物は「西陣織」と呼ばれるようになりました。
しかし、最高級着物として世界的に有名な京都ブランド「西陣織」は、
その技法一つとってもいくつもあり、様々なタイプの着物が存在します。
「金襴緞子の帯しめながら、花嫁御寮はなぜ泣くのだろ」と童謡「花嫁人形」
にも唄われた『金襴』や『緞子(どんす)』、「故郷に錦を飾る」の『錦』、
11代将軍徳川家斉が好んだ『お召し織り』、ほかに『ビロード織り』など、
現在国に認められた西陣織は12種類もあります。
中国の技術のみならず、明治に入るとフランスに人材を派遣し、いち早く
『ジャカード織物』の技術を取り入れ、進化への努力を怠らなかった西陣。
世界の先進技術によって、西陣の織物技術が近代化してきたという歴史
背景は見逃せません。
今回ご紹介する『細尾』は、江戸元禄期まで歴史をさかのぼる老舗西陣織
メーカーです。イタリア人デザイナーとのコラボレーションによって商品開発
するなど、“伝統”を守りながら新しい“伝統”を生み出そうと挑戦を続けて
いらっしゃいます。

京の雅を感じさせるこのクッションは、西陣織の中でも錦織りの技法に
よるものですが、特筆すべき点は“手引き箔(てびきはく)”という技術を
用いていることです。

“手引き箔”とは、金箔や銀箔を和紙に貼り付け、表面を焼き、それを裁断
して極細の糸状にしたものを言います。裁断するプロセス以外は、すべて
熟練の職人さんが一つひとつ手で仕上げています。
その糸を手で織り上げると、何とも上品で美しい生地が生まれ、美しい
絵柄が描けるというわけです。

もともと上質な着物製品を生み出せる技術力があるからこそ、こういった
アイテムを手がけることができるのですね。
『細尾』の職人芸が生み出すクッションは、一見派手に見えますが、和でも
洋でもアジアンスタイルでも、ソファのアクセントとしてお使いいただけます。
ちなみに撥水加工が施されているので、汚れの心配がありません。
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2008/1/10
漆はかぶれると言われますが、原液に触れなければ大丈夫。
完全に乾いた漆は、赤ちゃんが触れても安心の天然塗料なのです。
防水、防カビ効果が高く、昔から建材の塗料として使われており、
輪島では今でも家の外壁だけでなく、屋内の柱や床、壁にも漆を塗って
いるところが少なくありません。まるで街中が伝統工芸のようで、贅沢です。
輪島を訪れた際に泊まった、漆塗りの素敵な宿をご紹介します。
『民宿 深三(ふかさん)』です。

拭き漆(ふきうるし)仕上げの外観がなんとも風情があります。
※拭き漆
漆を塗っては布で拭き取るという作業を数回繰り返し、木に漆を刷り込んでいく技法。
木目を活かしながら加工する、昔ながらの漆の塗り方。

壁、床、柱のあらゆる木が拭き漆仕上げで、ツルツルのサラサラです。
風呂ももちろん、壁と天井が拭き漆仕上げで、お湯は良質な天然温泉。
大きなガラス窓を開けると、露天風呂のような開放感が、旅の疲れを癒してくれます。

輪島塗の器に盛り付けられた海の幸や旬の野菜。 中島酒造の“能登末廣”。すっきり辛口です。

朝食の味噌汁の具には、輪島産の“ツルモ”という海草。
フコイダンたっぷりのヌメリがあって美味。
漆器だけでなく、地元に受け継がれている、生活に密着した昔ながらの
漆の使い方に触れることができました。
ご夫婦で切り盛りし、心のこもった料理とサービスでもてなしてくれる『深三』は
民宿といいながらも、ちょっとした旅館気分を味わえる宿です。
『民宿 深三』
一泊二食付き 7,500円より。
石川県輪島市河井町4−4
TEL : 0768-22-9933
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2008/1/8
輪島塗だけでなく、漆器づくりはまずベースとなる木地をつくります。
家でいえば、いわば骨格を立てる土台となる部分ですので、その完成度によって
最終的な塗りの質を大きく左右する重要な工程です。
しかし、その全貌はなかなか伺い知ることはできませんので、今回少しご紹介
したいと思います。
輪島塗づくりにおける124もの工程は、大きく8〜10の作業に分類されると書き
ましたが、その分業制度の一番手である木地屋さんは大きく4種類に分けられます。
]侈效蓮覆錣鵑じ) − お椀や茶托など丸味のあるものをつくる
∋慂(さしもの) − 重箱や箸箱など四角いものをつくる
6癖(まげもの) − 茶びつや湯筒などをつくる
に冖效蓮覆曚Δじ) − 花器や座卓の脚など複雑なものを朴の木でつくる
い遼僂蓮◆屬泙鵑日本昔ばなし」にもよく登場した岐阜県高山の郷土料理、
“朴葉味噌(ほうばみそ)”に使われる朴の木のことです。
輪島キリモトは、核となる“桐本木工所”がもともと朴木地屋さんであったため、
漆器から家具、ステイショナリーなど複雑な形状の木地を難なく生み出すノウハウと
技術力があるのです。

木地の数々(桐本木工所にて)
木地をつくるには、まず素材となる木を選びます。木の狂いを避けるため、天日で
3年ほど自然乾燥させたのち、倉庫で5、6年寝かせます。その木から、粗く削った
木の型(荒型)を作り、1ヶ月ものあいだ燻煙乾燥します。
それをさらに数ヶ月から1年以上寝かせ、本格的な木地に挽いていくので、想像
以上に長い時間を要します。
輪島を訪れた際、輪島キリモトの“すぎ椀”の木地を担当する寒長さんの工房に
お邪魔させていただきました。
工房の中に入る前から、木を燻した香ばしいいい匂いが周辺に漂っています。

寒長さん(左)と桐本さん(右)

テカテカに黒光りした燻煙室の壁面。

まるで積み木のように、円柱に積み上げられた燻煙済みの荒型
木の燻製です。

十分に燻して寝かせた荒型を挽くロクロ

木を削るカンナ

記念に一ついただいた、燻煙済みの荒型。香りが部屋に広がっています。
次回は、漆塗りの民宿をご紹介します。
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2007/12/30
漆器の最高峰 「輪島塗」
今回掲載したブランドは、輪島塗の『輪島キリモト』です。
塗りの素晴らしさで、世界にその名をとどろかす、日本代表の漆器“輪島塗”。
数ある漆器産地の中でも、重要無形文化財として指定を受けているのは、
輪島塗ただ一つだけです。
とろりと上品で妖艶な艶、深みのある落ち着いた色、その見かけとは逆に丈夫で
長持ちする輪島塗の漆器は、名実ともに“漆器の最高峰”といえるでしょう。

大きな特徴は、輪島産の珪藻土を焼いて粉にした“地の粉(じのこ)”というものを
下地に塗る点です。その粉を漆に混ぜて二度三度と塗ると、頑丈な塗膜ができ、
ベースとなる木地(きじ)の強度を上げることができるのです。
ちなみに“珪藻土”とは、海や湖沼に堆積する植物性プランクトンの死骸で、
七輪の原料としてよく知られています。耐火性、断熱性、吸湿性に優れ、
古くから壁材にも使われていましたが、昨今の自然回帰ブーム、エコブームに
乗って、ふたたび脚光を浴びている自然素材です。
その機能性を発見し、室町時代の頃より漆器に用いていた先人達には脱帽です。
“よそゆき”ではない、“いつもの”うるし
『輪島キリモト』は、漆プロデューサー・桐本泰一さんのブランド。
サラリーマン時代に、家具や文具のコクヨでオフィスプランニングを担当していた
桐本さんは、1987年に地元へ戻り、輪島塗の世界に足を踏み入れたそうです。
自社商品の開発・製作以外に、全国各地を飛び回り、一年中大忙しの桐本さんですが、
つい先日も東京ミッドタウン内の『虎屋』で開催した展示とセミナーは大好評でした。
また、他業種の高級ブランドの依頼でオリジナル作品を製作することも多く、
今月ある女性誌に取り上げられた企画では、輪島塗に蒔絵をほどこした
ルイ・ヴィトンの素敵な小物入れを製作されました。

漆の伝道師、桐本泰一さん。
通常、輪島塗は、完成までになんと124もの作業を経て完成されますが、分業制度
をとる輪島では、その作業は大きく8〜10の分野に分けられ、各工程を専門の
職人が仕上げていきます。
しかし、もともと実家が木地屋であった桐本さんは、木地から塗りまで一貫して生産
することができ、『輪島キリモト』ならではの感性豊かな漆器が生み出せるのです。

“すぎ椀”は、極上の艶感を帯び、まるでパールがかったような輝き。

柔らかい手ざわりと口あたり
手にとった瞬間、なんとなくしっとりした手ざわりですが、それは、漆というものが、
乾燥によって硬化するのではなく、大気中の水分を漆の分子が取り込みながら
硬化していくからだそうです。つまり、硬化しても内部に水分を含んだ状態で、
手で触るとみずみずしい人肌のようにしっとり感じるのです。
漆器は使わずにしまっておくより、毎日使うことにより、水分で潤いを保つことが
できる、生きた器なのです。

木地を作る道具“かんな”の数々
輪島というと、2007年3月の“能登半島地震”が記憶に新しいと思いますが、
名物には、輪島塗のほかに、“日本三大朝市”として岐阜県飛騨高山や
千葉県勝浦の朝市と並び称される朝市があります。
1000年以上続いているここ輪島の朝市は毎日開催され、長さ約360メートルの
「朝市通り」が、地元の人や観光客で賑わっています。
9月末に訪れたときも、漆器や海産物などを売る店が数百店舗並んで、威勢のいい
お母ちゃんたちの声で活気づいていました。
つづく。
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2007/11/29
TOKYO TOSHIの掲載商品ではありませんが、素晴らしい香炉を見せていただく
機会があったので、ご紹介したいと思います。


前回ご紹介した『喜八工房』の取引先、『中山漆工』が手がける“香炉”です。
“香炉”は、茶道、香道、仏事に使われる、文字通りお香を焚くための道具で、
今で言うアロマポットのことです。

これは螺鈿(らでん)を用いた香炉のビフォア・アフター。
左写真の左のものは、貝殻をはめ込んだばかりで磨きをかける前の状態です。
奈良時代にシルクロード経由で日本に伝わったとされる螺鈿は、アワビ、夜行貝、
白蝶貝などの貝殻を薄く板状にし、木地にはめ込み、装飾していく伝統工芸。
『中山漆工』代表の中山幸彦さんは、国宝の春日大社本殿調度品の蒔絵を担当
する職人さんです。螺鈿と加賀蒔絵を組み合わせた中山さんの優雅な香炉は
おもに多くの茶道家元に使われています。
個人的には、あまり縁がないアイテムですが、あまりに素晴らしいのでご紹介
させていただきました。
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2007/11/24
開湯1,300年の“山中温泉”は、山代温泉に次ぐ石川県加賀温泉郷の代表的
温泉地。江戸深川から岐阜大垣までの道程を書いた『奥の細道』の松尾芭蕉は、
温泉嫌いにもかかわらず、終点間際に8泊もしてしまうほど山中の名湯が
気に入ってしまったそうです。
400年もの歴史がある、湯治客相手の土産物として発展した山中漆器は、
同県の漆器産地・金沢や輪島よりも関西に近いという地の利を活かし、
低価格の大衆製品の一大産地としてさらなる発展を極めました。
今では、江戸期に導入された「塗り」や「蒔絵」の技術によって、茶道具を
中心とした塗り物の産地としても有名です。
漆器は通常、厚めに木を削った“木地”のベースを、薄くして漆を塗ったり、
蒔絵をほどこしたりという、何十もの工程を経て作られます。

山中漆器は、轆轤(ろくろ)を用いて木地を作る、高度な「轆轤挽き(ろくろびき)」が特徴で、
他の産地から木地を買い付けにくるほど、低価格で質の高い木地を生産しています。

積み上げられた木地の山。 漆を塗っているところ。

自社ブランドだけでなく、全国の優れモノを展示する、喜八工房のクラフトショップ。
山中漆器一番の老舗・喜八工房は、すぐ裏に山があり川が流れる自然が豊富な場所に
工房とショップを構え、いまのライフスタイルに合うようなモダンな漆器を世に送り出しています。

“薄挽き(うすひき)”という極限まで薄く加工する技術を用いて生まれる「薄挽き鉢」。
誰しも驚く美しさ。 そして驚くほど軽い。
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2007/10/10
今回TOKYO TOSHIでご紹介するのは、美濃和紙を用いた和紙ランプ。
岐阜県の林工芸です。

岐阜県といえば、合掌造りで有名な世界遺産・白川郷から、奥飛騨温泉や
下呂温泉などの名湯地、そして鵜飼いや花火の長良川など、観光名所が
目白押し。
地場産業では、焼き物の美濃焼、美濃和紙など伝統工芸は言うまでもなく、
“木の国”といわれるほど良質な木材が採れるため木工も盛んな地域です。
また、名刀“正宗”とならび評される“孫六”も岐阜県関市生まれで、今でも
日本刀、はさみ、ナイフ、包丁の刃物産業は、世界中のバイヤーが買い付け
にくるなど、ドイツのゾーリンゲンに並ぶ世界有数の産地となっています。
美濃和紙は、越前和紙と土佐和紙とともに日本三大和紙と言われるほどで、
岐阜県で盆提灯づくりが発展したのも良質な和紙のおかげです。
和紙を用いた和の照明といえば、ほとんどが岐阜提灯メーカー製というのも、
不思議ではないでしょう。
林工芸は、2007年パリのメゾン・エ・オブジェに出展した「Re-mix Japan」
プロジェクトのメンバー企業。TOKYO TOSHIでご紹介するようなモダンな
和紙ランプをはじめ、従来の障子紙のように白っぽいランプやカジュアルな
ランプから盆提灯など上質な和紙製品を数多く世に送り出しています。

クールビューティの粋。
こんなシックで大人な和紙ランプ、見たことありません。
本社近くには和紙製品ショールームがあり、観光コースの一つとなっています。
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2007/10/9
ここ数年、盆栽人気が高まっています。
水やりなど管理に手間ひまかかるため、かつては盆栽といえば、時間と
経済的な余裕のある老人の専売特許というイメージでした。
しかし今では、苔玉をはじめ小さな盆栽が、インテリアショップや雑貨屋さん、
美容院にも置かれるまでになっています。
いまや「盆栽」ではなく、「BONSAI」と思った方がいいかもしれません。
盆栽は純然たる日本文化の一つと思われていますが、実はこれも中国
から伝わった文化だといわれています。
現代の日本の盆栽スタイルになったのは、明治時代だそうです。
グリーンがあると、それだけで心落ち着きますが、日本人はそれ以前に
盆栽のあの侘び寂び感のあるシンプルなカッコよさに惹かれるのでは
ないかと思います。
TOKYO TOSHIでは、新たに盆栽を追加いたしました。
シンプルでクールな黒松。

器にも表れる目利きのセンス。
自由が丘にある品品が生み出す盆栽には、従来の盆栽のイメージは
まったくありません。かといって、奇抜だという意味ではありません。
植物自体も器も素敵なものばかり、自然で、お洒落で、可愛く、カッコイイのです。
代表・小林さんは、その卓越した技術とセンスのため、大型インテリアチェーン
の店舗ディスプレイ、展示会、講習会、ドラマでの監修などに引っ張りだこです。
ドラマ「小早川伸木の恋」でも盆栽を監修されました。
まるで朝の一口サラダのような、苔山。

もちろん、こんな本格的な大型盆栽もあります。
どこか素朴で、映画「となりのトトロ」に出てきそうです。
確かに、土や苔の乾燥に目を配り、水やりや日当たりなどに多少
気を遣いますが、かえって大切に思えてくると思います。
これからの季節、紅葉したり、実をつけたりと、魅力いっぱいの盆栽。
季節を楽しむ観葉植物として、インテリアの一つとして、ぜひ生活に
取り入れてみてください。
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